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銀髪、千言やめるってよ
MANです。

公式からアナウンスがあったように、
MICHELLE a.k.a. 銀髪が1000sayを辞めることになりました。
これは本人の意思を受けて、メンバーで最終的に決断したことです。

あまりに急なお知らせで、本当にごめんなさい。
1000sayを好きでいてくれる皆が、困惑したり、悲しんでいる姿を想像すると電撃が走るように胸が痛いです。
今回のことはボクにとっても、他のメンバーにとっても、突然の出来事でした。いや、予兆はあったのかもしれない。

応援してくださる方々、心配してくださる方々に、いったい何が起きたのかを、できるかぎりの言葉でお伝えしようと思います。
長く活動しているバンドには、稀にある話かもしれません。
決して面白い内容ではありませんが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
ほんの少しでも、こわばった感情がほぐれますように。

 
4年ぶりのリリース。
いろんな人達の支えがあって、『BABYLON』は完成し、ラヴァーズや仲間達の声援に包まれながら、世に放たれました。
そして最高傑作!と自負したこの作品が、少しずつ染み込むように誰かの手に、心に届いて、ライブ会場やSNS等で好評いただけたことに深い喜びを感じています。まことにありがとうございます。

今回の作品は、今まで以上にインディペンデント精神を軸として制作・展開してまいりました。
信頼を寄せるエンジニア・安宅さんに様々、面倒をおかけしながら極力、自分たちで作業、コントロールできる範囲を拡げて、音楽家としての成長の負荷を増やしてレコーディングに挑みました。
体力的にも精神的にもギリギリでしたが、納得のクオリティ。素晴らしい経験値を積ませていただいたと思っています。

またプロモーション、企画等も前作からお世話になってるロックチッパーレコーズのスタッフの皆様に逐一アドバイスを貰いながら、これまで以上にバンド主導で進めてきました。創作にくらべると決して得意とは言えない分野ですが、未熟なりに精一杯アタマを絞ってアイディアを出し合ったりしてきました。

このDIY(Do it yourself)な動きは、現在における音楽業界やバンドの生々しい経済状況も一因にありますが、それ以上に、未来をサヴァイブしゆく表現者としてよりダイレクトで強い発信力を身につけることができる最良の方法と捉えて、数年前から積極的に取り組んできました。

それは小さなちいさな会社のようなものでした。
例えるならボクが企画開発、APIが経理、MICHELLEが技術者、NONちゃんが渉外、という風に。各々の持ち味を活かして仕事を割り当てていきました。
この1000sayの機能的な分担制は、仲の良いバンドの間ではなかなか知られたものです。(もちろんレコーディングでは全員プレイしますし、大切な交渉の場には自分も行きますし、クロスオーバーすることも多々あります。)
メンバーそれぞれが受け持つ業務は目にみえて増えましたが、苦しい局面に耐えつつもバンドを前進させていく充実感を得ていました。
特に今年は、結成十周年。バンドの新たなピークタイムを築き上げていこうとの気概が高まっていました。
そんな中で、おおきくモチベーションを違えていたのがMICHELLEでした。

元々、飄々としてる人です。いわゆる熱血漢でないのは彼と触れ合った人にはわかる話かと思いますし、それが彼の個性・魅力と捉えている方もいらっしゃるでしょう。ボクもそう思ってます。

ただ、1000sayは遊びでやってるバンドではありません。
人生を賭けた真剣勝負であり、仕事です。
対価をお金で頂いたり、真心で頂いたりしてきてるワケです。
得難いたくさんの信頼関係に支えられてもいます。
たとえ表面上(もしくはキャラクター)でのらりくらりとしていても、持てる才能を発揮して、努力を怠らず、誇りを持って責任をまっとうすべき現場です。
すべては迷いの無い、覚悟のある作品・ステージを届けるため。
ボクはリーダーという立場から、妥協・傲慢に対して厳しく叱咤することが増えました。
そしてその矛先がMICHELLEに向くことが多かったと思います。
彼はとても寛容な印象を人に与えますが、同じくらい自分自身に優しい部分があって、ときにバンドの支障となる、また彼本人をも苦しめる甘さを孕んでいたからです。

リリース、ツアー、そしてワンマンを目前に活動が激化していった先週、MICHELLEは置き手紙を残してボクらの元を去りました。

手紙には「バンドを辞めること」「メンバーへの不満」「旅に出るがけっして探すな」「死ぬつもりはまったくない」といったことが綴られていました。

↑このくだりで、かなりの人がビックリされたのではないかと思います。
余計に不安を煽り立てるようで申し訳ないです。

ただ実は、彼が姿をくらますのは初めてではありません。
この十年の間、過去に何度かありました。
これまでは、意図的なものかはわかりませんが幸いライブ等と重なることがなく、しばらくすると戻ってきていたので表面化することはありませんでした。後日、彼をしゃぶしゃぶに連れていって、それとなく消えた理由を尋ねても一切なにも応えず無言を貫いていたのを憶えています。それでも翌週のスタジオにはケロリとして?スタジオに現れるのでした。
なんにせよ、これが不服を訴えるときの彼なりの抗議のスタイルなのです。
これはやる方も当然、思い詰めるものがあってのことなのでしょうが、やられる方の失望感もなかなかキツいものがあります。
今回がこれまでと違うのは、ワンマンライブを目前に控えていることと、「バンドを辞める」という彼の意思が残されていたことです。

血の気の引いた(または血の昇った)メンバーは、まずは彼の部屋を大掃除しました。明らかに気が動転していたのと、あまりにも散らかっていたからです。
そしてすぐに彼が行きそうな場所、共通の友人・知人を当たりました。
携帯は解約されていました。

捜索願いを出してもらえるよう、彼の実家のご両親にも会いました。(届出は家族でないと原則、出せない)
ご両親も本人と連絡がとれず、困り果てている様子でした。親戚や兄弟のところにもいないだろう、と。

が、「捜索願いでみつかるケースが少ないこと」「本人の意思でいなくなったこと(事件性はない)」を主な理由として届出はしないとのことでした。
それでも必死にボクらが食い下がったときに、お父さんがこのようにおっしゃいました。

「大切な仕事を放っぽり出して逃げるような、うちの息子みたいな人間を探してみつけてステージに立たせて、人を感動させるコンサートなんて、できるワケがない」と。

ボクはこの四人でつくりあげた1000sayを深く愛していました。
なかなかデビューできない長い時期を共に過ごして、
複数のレコード会社から声が掛かるようになった時、
作品のセールスがまわりをビックリさせるくらい伸びた時、
海外のステージで壮大なオーディエンスの喝采を浴びた時、
何度も何度もライブに足を運んでくれる人達の笑顔に触れた時、
疑いなく世界一のバンドだって、思いました。

だから十周年記念のワンマンを十年間寄り添ってきたメンバーで過去最高のコンディションで迎えること、に強くこだわっていました。
そりゃそうだよね。他のメンバーだって、きっとそう。
でも、そんなのカタチだけ整えたって、仕方のないことなんだとお父さんの言葉で気づきました。

MICHELLEが不満を感じたように、ボクらにも非があるんでしょう。
それは大切な教訓として受け止めます。胸に留めます。
しかし、だからといって彼のとった行動は、やはり許されないことなのです。
絶対に裏切ってはいけない人達を裏切った。応援してくれるすべての人達です。
プロフェッショナルに生きる人間として完全に失格です。
そして彼の甘さは、鏡映しのように自分の甘さでもある、ことを知りました。

ボクは自分の弱さと一緒に切り捨てる想いで、MICHELLEが辞めることを受け入れよう、と決めました。


今回のことで本当にたくさんの方にご迷惑をおかけしました。
心からお詫び申し上げます。
また、MICHELLEのことを心配してくれた人、残されたメンバーを気遣ってくれた人、温かいお言葉や具体的なアドバイス、まことにありがとうございました。
苦しんでるボクらをみて、泣いてくれた先輩アーティストがいました。
「オッケ!問題ない。がんばろ!」と背中を叩いてくれたスタッフがいました。

12月5日、代官山UNITワンマン公演は三人で演奏します。
この日をずっと待ち焦がれて、来てくれる人達に絶対に感動を届ける!とハラを決めて、自らの強い意志でステージに駆け登れるメンバーだけで構成します。ワンマン以降もそうなるでしょう。
結成十周年、そして新しい1000sayのスタートです。

もうしばらくは、自主的にMICHELLEを探すことはしません。
たしかに彼のサウンドメイク、ライブパフォーマンスは1000sayにとって武器であり財産でしたが、それを一切の遜色なく、むしろパワーアップしたカタチにまで昇華できるよう、急ピッチで取り組んでいますので、いまメッチャ忙しいです。
安心してください、必死に前向いていますから。

ピンチのボクらを助けてください!
・・・なんて言いませんよ。
1000sayらしい、みんなに楽しんでもらえる最高の空間を用意します。
これまでと変わらず、たくさんの方のご来場をお待ちしています。


もしどこかの街で銀髪とおぼしき目撃情報があったら教えてください。





[私信]

みっしぇるへ。
Macbook proを持っていったということは、きっとどこかでネット回線に繋げることもあるだろうと思い、ここに残します。メールは返ってきちゃうし。

君が望んだように、1000sayは君が辞めることを受け入れました。
君の思惑どおり、と言ったら意地悪な表現になりますが、君がいなくなってオレらは心底、困ったし、傷つきました。反省もしました。
でも、それでも、君が結果的に悲しませてしまったラヴァーズの皆や、ロックチッパーのスタッフや、チーム1000sayの人達や、仲良くしてくれたバンドマンのことに想いを馳せることを忘れないでいてほしいです。

こんな辞め方をしてしまったら、君が今後、音楽業界に戻ってくることはまず難しいでしょう。もちろん、その覚悟のうえでしょうが。
でも君はトラックメイクのセンスがあるから、覆面でボカロPとか、そういうことはできるかもしれない。音楽制作自体に興味を失っているなら読み流してください。

この話を直接つたえたことがあるか、憶えていません。
オレは、もし君がいつか「音楽をやめて、別の仕事をしたい」と言い出したら、勝手ながら、ダメ元でオレの親戚の会社で働けないか、掛け合うつもりでいました。だって、こんな世捨て人のような暮らしを続けてきた我々みたいな人間を雇ってくれる会社なんて、そうそうあるワケないじゃないか。
バンドと同じように、日本全国を旅して、人を笑顔にする仕事です。
体力的にハードだからオレには向いてないけど、知らない街をフラフラするのが好きな君ならマッチするかもしれない。君も知ってるはずの会社です。あの中本だって、オレが紹介して働くようになって、頑張って続けて今じゃ金持ちです。
この気持ちはいまもあるので、興味があったら電話を。


最後に10年間、いやみっしぇるは11年間か。
オレの夢に付き合ってくれて、本当にありがとう。
心残りは、ベルギー行ったときにマグリット美術館のチケットがソールドしてて中まで入れなかったことです。
両親には早めに連絡いれてあげてください。


追伸
VSのデータの最新版(今月の名阪分)がなくて、すげー苦労してます。
持ってたらメールでヤフーに送って。
| 1000say | まん日記 | 17:00 | comments(3) | - |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2015/11/28 7:54 PM |

管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2015/11/29 2:08 AM |

管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2015/12/16 2:12 AM |










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