もし、いま息苦しさを感じてる人がいたら。

MANです。

 

阪神大震災の頃は、オレはただのガキだった。
なんも、よくわかってなかった。

 

東日本大震災のときは、さすがに東京もハンパなく揺れたし、情報は錯綜しまくってたし、激しく戸惑ったし、恐怖に震えたし、一人の成人男性として、いろんなことを肌で感じつつ、わずかながらの見識と感受性で思うところあって、自分なりに学んだことがある。
迷いながら、ちょっとずつ、数年がかりで。

 

それは、

『現在、安全圏にいる自分が冷静かつ聡明でいれるようにすること』

これに尽きるな、と。

 

そんなの当たり前だろ、わかっとるわ!って人には意味のないブログです。

無視してください。

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| まん | まん日記 | 22:00 | comments(0) | - |
銀髪、千言やめるってよ
MANです。

公式からアナウンスがあったように、
MICHELLE a.k.a. 銀髪が1000sayを辞めることになりました。
これは本人の意思を受けて、メンバーで最終的に決断したことです。

あまりに急なお知らせで、本当にごめんなさい。
1000sayを好きでいてくれる皆が、困惑したり、悲しんでいる姿を想像すると電撃が走るように胸が痛いです。
今回のことはボクにとっても、他のメンバーにとっても、突然の出来事でした。いや、予兆はあったのかもしれない。

応援してくださる方々、心配してくださる方々に、いったい何が起きたのかを、できるかぎりの言葉でお伝えしようと思います。
長く活動しているバンドには、稀にある話かもしれません。
決して面白い内容ではありませんが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
ほんの少しでも、こわばった感情がほぐれますように。

 
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| 1000say | まん日記 | 17:00 | comments(3) | - |
【長文注意】 『BABYLON』 予約大作戦
MANです。

このブログに自分が記事をアップするのはいつ以来でしょうか…?

アカウントのパスワードとか忘れちゃってて、
焦りましたね☆


さて、1000sayを愛してくださっている皆様にお願いがあります!
最近、お願いばかりですが…

その、お願いとは!


「10/7に発売する1000sayのニューアルバム
『BABYLON』 を早めにお好みのショップで
予約してください!」



Death(です)!

シンプル!とてもシンプル!
リリース前のアーティストにありがちな内容ではあります。
ただ、これをブログで伝えようと思った経緯がありますので、
しばしお付き合いいただけたら幸いです。
 
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| 1000say | まん日記 | 02:06 | comments(0) | - |
夏を終わらせない
彼は職場を辞めていた。
ボクがそれに気付いたのは、一ヶ月半も経った後だった。
元々シフトが重なることもなかったし、
頻繁に連絡を取り合うような仲でもなくなっていたけれど、
寂しくないと言えば嘘になる。


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所狭しと積み上げられたCD・・・
真っ白に充満する煙草のケムリ・・・
雑然と楽器が立て掛けてあるその部屋は、微かに絵の具の匂いが漂っていた。

「こうすると、美味いんだよ」

彼はそう言いながら、缶ビールの呑み口のすぐ下あたりを親指でへこませた。
ボクもそれに倣った。
正直、さほど大きな変化は感じられなかったが、
やっぱり夏の夜に呑むビールは非の打ちどころがなかったので、
ただ「美味い。」とだけ言った。


たくさんの音楽を聴いて、
セックスの話をして、
誰かのことを馬鹿にして、笑った。

そう。

まるで世界中の光を集めたような日々の中で、
ボクらはたしかに息づいて、
シミひとつ無い真っ白な掌を見えない先へとかざし続けることに、
少しの不安だって感じなかった。


彼が音楽から離れて美大を受験する意志を打ち明けた時、仲間の一人は猛反対した。あとの何人かは、なんて言ったら良いのかわからない、といった風だった。
ボクは、
好きにしたらいいさ、と思った。でも、実際には口にしなかった。
いや、言ったんだっけな?


ボクは新しくバンドを結成し、彼は油絵に没頭する。


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『MR.ORANGEMAN』という幾分スレスレなタイトルの曲をレコーディングし終わった頃、ボクは出来上がったばかりの音源を持って上野へ向かった。
彼の作品が美術館の貸しアトリエに展示されている、そういった主旨のポストカードが送られてきたのだった。
駅でカメラマンの友人と待ち合わせ、会場へ向かう。
(まったくもって余談であるが、カメラマンは小・中学校の同級生で、当時あまり仲がよくなくて・・・というより悪くて、ちょっとしたイザコザから顔面を思いっきり蹴られた思い出がある。当時、彼はサッカー部だった。そのせいで、ある一時期の写真にうつるボクの顔には、まるで後からマジックで付け足したかのようなカサブタがある。)

入口カウンターで名前を記入する。ボクはいつもより丁寧に、慎重に書いたつもりだったが、別に大したことの無い字だった。紛れも無くボクの字だ。大抵の場合、そんなもんである。
撮影許可をもらったカメラマンは会場に入るや否や、ファインダーにベッタリ。レンズの向こう側の世界に夢中になっている。
ボクは、へえ、と思う。
コイツ、ホントに写真好きなんだな。昔は全然、そんなことなかったのに・・・
でも、それは自分にも言えることだった。
過去に通り過ぎて行った人たちは、ボクが自作の曲を人前で歌うなんて予想だにしなかっただろう。

壁に並べられた美大生達の絵は実に様々だった。
写実的なもの、コミックアート、難解なもの、ファンタジックなモノ。
ちょっとした提案だけど、作品の隣に作者の顔写真が貼ってあったら面白いのに。
「ほう、このエキセントリックな作品はこんな朴訥とした青年が描いたのか!」とか、「んふ・・・可愛い子ちゃんが、こんな・・・エグ・・・」
みたいな。
ボクとの会話を放棄してシャッターを切りまくってるカメラマンをよそに奥へ進むと、その絵はあった。

大人に抱きかかえられた、幼児の絵。
風景は大人の背中越しから切り抜かれ、肩から覗く幼児の顔を中心にした構図。
ハイクオリティな作品群の中、その絵は幾分、場違いに感じられた。
安易すぎるし、素直すぎた。まるで小学生の夏休みの宿題。
ボクは嬉しくなって思わずニヤけてしまう。
お世辞でも誇張でもなく、その作品が一番ヘタだった。
でも間違いなく彼の絵だと言うことにボクはひと目で気付くことができた。
・・・ああ、そうだ。
その絵はまさに彼自身だったのだ。

待ち合わせた館外のベンチへ行くと、彼は煙草をふかしていた。

「なんだよ、あの絵。温かみしか感じねーよ。」

と、ボクは言った。

「だろ?」

と、彼は得意げな表情を浮かべた。


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ファーストフードで、三人で、昼食をとった。
カメラマンはポテトを頬張るボクらまでも写真に収めようとする。
なんなんだ。
久々の再会だったのにも関わらず、ホント他愛も無い話で盛り上がった。
ボクは持ってきた音源をポータブルMDプレイヤーでかつてのバンドメンバーだった彼に聴かせ、感想を求めた。

「うん、なんか右からも左からも声が聴こえるよ。」

と彼は言った。なんなんだ。


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彼と過ごした日々をアタマの中で反芻すると、何故かそれはいつも夏だった。
むせかえるような太陽の下の井の頭公園・・・
人波を縫うように汗だくで駆け抜けるサンロード・・・
半袖で缶ビールいっぱいのビニールを下げて歩く深夜の中道通り・・・
そういえば彼は誕生日だって夏だったな、とボクは思い出す。

ボクが遥か向こうに見たあの夏の幻影は今も心を疼かせてやまないのだ。
| まん | まん日記 | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
反逆する風景
薬局の前で、背が低くデップリと肥えた老婆が、中学生くらいの少女に寄りかかるようにして抱きついていた。
少女は部活の休日練習帰りか、Tシャツにジャージという格好で、一般的に体育会系と呼ばれる人達の多くが愛用する、合皮のカバンを肩から掛けている。
せめてもの女の子らしさか色は真っ赤で、「adidas」の文字がプリントしてある。

はじめ、その物珍しい光景は、生き別れた家族の奇跡の再会を連想させたが、当の本人である中学生らしき少女の顔には感動というよりむしろ、困惑の色が浮かんでいる。
老婆は抱き締めていた腕をほどき、なにやら少女の眼前に掲げた。
それは、美容液だか化粧水だかクレンジングクリームだか、あるいは毛穴スッキリパックだか、はたまた全く違う種類のモノなのか、詳しくないのでちゃんと判別できなかったのだけれど、とてもハンディなサイズの、なんらかのコスメティック用品であるようだった。そう、ポケットに軽くスポッと入ってしまうような、安くて、使用限度回数も少なそうなヤツだ。

「万引き・・・?」

案の定、老婆は少女のカバンのストラップを片手でしっかりと掴み、もう片方の手を少女の背中に当て、押し込むようにして薬局店内へと連行していった。
その間、少女は何度か振り向き、ヒステリックな表情で老婆を睨みつけたが、老婆の背中を押す力は怯む気配なく、二人は店の奥へ奥へと進んでいく。
ボクはその時になって初めて、少女が美しい顔立ちをしていることに気付いた。

ボクのすぐ傍らで、その美しい少女と同じ格好をした(Tシャツ・ジャージ・真っ赤なアディダスのカバン)女の子が悲壮な顔で、しきりにケータイでメールを打ちはじめた。
部活仲間の非常事態に、誰か助けを求めているんだろうか。
残念ながらその女の子には、連行された少女のような美しさは感じられなかった。しかし、もしかしたらこの子も共犯かもしれないな、と思った。いや、そう悪い方に決めつけるのはよくないか。
彼女はきっと、この不測の出来事にどんな有効な言葉も失い、パニックに陥った可愛そうな子なのだ。

再び店内を見渡すと、老婆と美しい少女は店の奥にある従業員室へと入っていくところだった。
ボクの呼吸は荒くなる。
たとえばボクが、

「兄です。」

と名乗り出たら、何かが変わっていただろうか?
ボクの足は自然と、従業員室に向かって歩みをはじめる。
動悸が速まり、鼓動が高鳴る。
握り締めた手に汗がにじむ。
アタマのずっと深いところから、記憶の針がチクチクと脳を刺している。

ボクは従業員室の前に立ちドアに耳をあて、その向こうで行われてるヤリトリを聞き取ろうとする。
・・・何も聞こえなかった。薬局内がとても多くの客で賑わい、騒がしかったからだ。
皆、自分の買い物に夢中で、老婆や美しい少女のことなど気付きもしなかった。
ボクは不意に、乗客のいないバスのような寂しい気持ちになり、結局何もできないまま店の外へ出た。

ちょっとだけ離れたところで、先程の女の子が相変わらずケータイをいじくっている。
助けは呼べたのかな?その子に話し掛けようかとも思ったが、やめた。それじゃただの冷やかしだ。
ボクはタバコに火をつけ、薬局をあとにした。ボクはもともと駅に向かって歩いていたのだった。
煙を深く吸い込み、雑踏の中に溶け込んでいく。
| まん | まん日記 | 23:52 | comments(2) | trackbacks(0) |
メタファーとしての日記
目覚めたら昼の二時。
そう、今日はバイトも休みでバンドの予定も特に無い。完全なるオフなのである。
最近までレコーディングの準備で忙しかったり、もしくは忙しいような気になってしまったりという日々が続いていたので、思いきりダラけてやろうと思う。

ふと、今日バイト先に新しい研修の女の子が来ることを思い出す。
なんでもその子はアイドルらしい。
ちゃんと事務所に所属し、ちょっとした雑誌や深夜番組にも顔を出す、れっきとしたアイドルなのだそうだ。
社会勉強か小遣い稼ぎなのか、これから週一くらいで同じ職場で働くことになる。
ちょっと顔を拝みに行こうかとも思ったが、そのためには電車に乗らなくてはいけないし、読みたい本もたまっていたのであきらめる。

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読む。
前に読んだのは確か高校一年生。ハードカバー版を持っていたのに、ここ数年見当たらないので(たぶん誰かに貸しっぱなし。この日記で気づいたら返してください!まじ!)ブックオフで文庫版を買ってきた。
一気に上下巻を堪能し、読み終えたらもう夜の九時くらいだった。
やはり圧倒的な小説だと再認識する。
ここ最近の村上作品はどうもインパクトに欠けるような気がしていて(もちろん大好きなのには違いないけど)、実は過去に感動したものも自分がまだ若かった故によるものではないかという疑念を感じていたのだが、そんな愚かな気持ちを見事に払拭してくれた。おかげでこの日記の文章も、こんなおかしなコトになってしまうのである。

仙台リプルで貰ったTシャツとナイロンのハーフパンツに着替え、ジョギングを開始する。夜中の一時だった。
旧早稲田通りを道なりに石神井公園を目指す。
夏の夜の練馬区は臭いな、とかなんとか思いながら走る。畑が臭いのだ。なんとも言い難い匂いを発している。
それでもここ数年、練馬の畑は減少していく傾向にある。ボクの住むマンションも引っ越した頃は、東西南北のうち実に三方向が畑に面していたのだが、今は西側にしかない。それはそれで寂しいものだ。

石神井公園のボート池を一周する。
暗いベンチでペッティングに勤しむカップルや、夜釣りを楽しむ少年達を横目に走る。
ボート池のまわりには、行ったことがある人ならわかると思うが、まるで政治家だか大物演歌歌手だかが住むような豪邸や高級マンションが立ち並んでいる。
深夜だったしどこも明かりが消えていたせいか、それらはなんかの要塞のように見えなくもなかった。明日の来たる激しい闘いに備えて、多くの兵士達が休息しているのだ。もちろんボクは要塞というものを実際に目にしたことはない。

帰りがけにサークルKでタバコを買って帰宅した。
汗でビッショリだったが、心肺機能的にも筋力的にもまだまだ余裕があった。
いつかホノルルマラソンとか走ってみたいな、と思う。
思うだけなら自由だ。
| まん | まん日記 | 03:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
The Catcher in the Rye


きっと読んだことある人も多いでしょう。
英語表記でピンとこないかもしれないけど、J・D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」です。

これは村上春樹が翻訳してるバージョンなんですね。彼も自著「ノルウェイの森」でレイコという中年女性に「もしかしてライ麦の男の子のしゃべり方マネしてる?」みたいなことを言わせてます。
それだけ主人公のホールデン少年の語り口は特徴的なんですね。
原書を読んだことはありませんが、『fuck』という単語が多数つかわれてるような気がします。

ケビン・コスナー主演の「FIELD OF DREAMS」の中で、この小説はPTAによって悪書として扱われています。(作者であるJ・D・サリンジャーをモデルとしたテレンスマンという人物を登場させたりもしています。)

社会的な反響の大きかった作品として例に挙げられることが多いようですが、内容は至ってリアルな青春モノ。『みんな死んじまえばいいのに』って思ったりするくらいまでなら思春期の枠を逸脱していないとボクは信じます。決してホメられたコトではないけど。

十代の頃、まわりの人間がみんなマヌケに見えたのは実は自身のコンプレックスに対する反動だったんじゃないか?と思える人にオススメ。
| まん | まん日記 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
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